推薦入試の注意点
進路指導で、
個人的には推薦を否定しません。
学校のテストや部活動の
ずっと頑張ってきた積み重ねを活用することに文句なしです。
ただし、
2点だけ、
よく事前に注意することがあります。
推薦を利用する人は参考にして欲しいです。
①推薦を受けることで手間が増える
これは当たり前ですが、
志望理由書や面接対策、
小論文の練習など、
推薦試験を受けることで勉強の手間が増えます。
一般試験だけなら本来は必要ない手間です。
もし、もしもの場合、
推薦で合格できなかったときに、
ライバルと比べて一般試験への勉強が立ち遅れます。
そのリスクを背負う覚悟が必要です。
②楽に合格できると思って気持ちが緩む
これが最大の障壁です。
ほとんどの生徒がこれに負けます。
思ってしまうんですよ。
簡単に合格できると。
早くも受験勉強から解放されるかもしれないと。
甘いですね。
高校受験の専願推薦ならともかく。
大学受験は激辛な世界です。
推薦の方が合格し易いとか、
そんなことはほとんどありません。
推薦で緩んだ気持ち、
もしも不合格だったときのショック、
ここから気持ちを立て直し、
一般試験へ再出発するのは難易度が高いです。
相当な自信がある場合にのみ、
推薦受験したいです。
また、
推薦で合格した人が、
入学後に大した成績を修められないことはよく聞く話です。
以前に、
ある私立高校の校長先生もおっしゃっていましたが、
推薦で合格した場合も、
一般受験生並みに勉強を続けることをおすすめします。