教えない授業①
こんにちは、進学塾LIFE塾長の中村です。
皆さんの家では暖房器具に何を使っていますでしょうか?
僕はちょっと面倒なんですが、
灯油ヒーターを使っています。
昔、実家では石油ストーブを使っていました。
もしかすると、
生徒の中には見たことがない人も多いのではないでしょうか。
火傷の心配などもあるので使用にはちょっとだけ気を遣いますが、
エアコンと違う温かみを感じられるのが魅力です(笑)。
さて、
進学塾LIFEの特長として、
チラシにも書いていますが、
「教えない授業」について今回はご紹介します。
「教えない授業」とは正確には、
「教え過ぎない授業」です。
他のブログ記事にも書いていますし、
今後もいろいろな記事で登場すると思いますが、
子供たちに対して「教え過ぎる」という行為には注意が必要です。
学習塾ですから、
授業をする限り当然ながら教えます。
「この問題はこう解こう!」
「これはここが重要だよ!」
「こっちはこのへんを覚えよう!」
「そこはこういう風に考えよう!」
という具合な光景は塾では普通かもしれません。
僕も言う場合があります。
しかし、
これが行き過ぎると、
生徒たちの「自分で考える」いう行為を邪魔する危険性があります。
「教え過ぎる」=「与え過ぎる」になってしまい、
いつしか与えられることが当然になり、
自分で何が重要で、何が必要で、何をしなければいけないのか、
などを考えられなくなります。
生徒が自分で自分をコーディネイトする機会を奪ってしまうわけです。
塾の先生同士でもよく話題になります。
このへんは程度やタイミングが難しいです。
例えば、
まったく勉強の仕方が分からないとか、
過去の内容が完全に習熟できていなかったりする場合は、
先生が付きっきりで寄り添い、
二人三脚のように手取り足取りの指導が必要です。
しかし、どこかで巣立ちの瞬間が来ます。
その瞬間を設けなければいけません。
いつからか生徒が自分で自分を考えるように導くわけです。
長く塾の先生をしていると、
「自分で勉強する」という自学力の必要性を痛感します。
特に高校生以降になると、その力は必須です。
大人になってからも必要でしょう。
生徒がぜひそんな姿勢を身につけられるように、
いろいろな工夫を凝らします。
(次回へ続く)