愛知県公立高校入試2020
こんにちは、進学塾LIFE塾長の中村です。
愛知県公立高校入試B日程も終了し、
あとは合格発表を待つだけとなりました。
この発表を待つ時間がモヤモヤしますよね。
意外に時間があるから憎いです。
とはいえ、
愛知県は公立高校を二校も受験できるので、
その試験制度ゆえといえるかもしれません。
仕方ないですね。
まずはゆっくり休んで、
緊張や疲労を癒してください。
思いっ切り自分の好きなことをするのもいいでしょう。
すべての受験生の皆さん、本当にお疲れ様でした。
よく頑張りましたね。
さて、
B日程もすべての問題を解いたわけではありませんが、
少しだけ感想を添えます。
現中1、中2の皆さんは参考にして欲しいです。
まず、
A日程同様に情報量が多いため、
①「高い情報処理能力を養う」こと。
問題文の量として変わらないのは数学くらいでしょうか。
もはやこれは今後もこの仕様だと思います。
国語なら長い文章を根気よく読み込み、
英語なら長めの英語長文をスラスラ訳し、
理科なら複雑に絡み合う実験説明を理解し、
社会なら地図やグラスからいくつもの情報を的確に把握しなければいけません。
これは言葉や文字で説明するイメージより、
難しいです。
一朝一夕では何ともなりません。
できれば中1から、
遅くても中3の春から、
単純な基本問題だけでなく複雑な条件の下の難問にトライしながら、
トレーニングしていくことが必要です。
基礎基本は大事ですが、
うっかりして
基礎基本のみに固執してしまう人がいますので注意です。
積極的に挑戦する姿勢を忘れないようにしましょう。
②「重厚な知識で武装する」こと。
A日程でもつぶやきましたが、
思考問題を重視する傾向というのは、
誰にも負けない知識量があれば怖くありません。
「考える問題」で戸惑ってしまうのは、
ほとんどの場合で知識が曖昧なことによるものが多いです。
例えば、
今回のB日程の理科。
昨年のA日程の理科を解いている人なら「うっ」となったかと思いますが、
電熱線を使った熱量と水の温度の関係などを、
公式を交えて家族や友達にスラスラと説明できますか?(中2)
何となく計算問題のパターン練習により、
基本的なパターン計算は解けるけれども、
公式の仕組みや原理を説明しろと言われると
多くの中学生ができません。
その状態からの脱却が不可欠です。
私が思うに、
思考問題とは「普段から思考しているかどうか」を問う問題だと思っています。
「なんでだろう?」
この気持ちを大切にしながら勉強に向き合ってみてください。
いえ、
生活してみてください。
きっと自然と思考力が身に付きます。
ちなみに、
全体の純粋な問題レベルとしてはそれほど難しくないと思います。
ただ、
難しく見える、もしくは、
難しく感じる
というのが受験生の体感ではないでしょうか。