手厚い指導の真意②
こんにちは、進学塾LIFE塾長の中村です。
(前回からの続き)
高校生になると、
中学生の頃よりも勉強時間を作るのが大変になります。
勉強内容も中学生のときよりも膨大になるため、
いわゆる「ドリル形式」で大量の問題を解く中で習得する方法が、
大きな負担になってきます。
そもそも、
中学生の頃のような気の利いたドリル形式のプリントがすべての教科で存在するわけでもありません。
そうなると、
どうやって勉強すればいいのかもわからなくなり、
生徒たちは路頭に迷うわけです。
高校生になると急に成績が下がってしまう現象がありますが、
あの現象のすべてが高校の先生の責任にあるとするのはかわいそうな話です。
おそらくほとんどの高校生は、
中学生のころに物量作戦の中毒になっています。
私自身も6年前に反省し、
そこから自分の指導を大きく変えました。
高校生を直接指導し始めたことで気付いたと言えます。
中学生を対象にした塾ではよくあることで、
生徒が高校生になった後のことを考えていないからかもしれません。
この論争はSNS上でも度々繰り返されていますので、
興味がある人はぜひ調べてみてください。
どんな勉強法に変えればいいのかは最後にまとめますが、
一つのテキストや参考書をこれでもかと使い尽くす勉強がおすすめです。
初見の問題がないように全パターンを網羅しようとする勉強は無理がきます。
大量の問題を解きまくるだけの方法も、
それでは自分の脳を使っているとは言えないでしょう。
基本的な問題でも、
その一つ一つを絞り切るかのように何度も何度も解き、
研究するかのように分析していくことで、
本当の意味で理解が深まります。
その中で自分の弱点だけでなく、
逆に強みも見えてくるものです。
(次回へ続く)