私立大学入試からの展望
こんにちは、進学塾LIFE塾長の中村です。
先日、
国公立大学の二次試験がありました。
私が個人的な縁で請け負っていた生徒も
試験を受けました。
請け負っていたといっても
ピンチヒッター的なわずかな期間でしたが、
上手くいっていることを願うばかりです。
さて、
すでに私立大学の結果は全国的に出揃っている時期かと思いますが、
私にも過去の生徒の私立大学結果が
ちょっとずつ耳に入って来ています。
そこで思うことですが、
愛知県の私立大学入試も
非常に保守的な厳しい入試状況にあるということです。
高校生の親御さんはすでにご存じのことかと思いますが、
中学生の親御さんにもぜひ知っておいて欲しいことなので、
少しだけ書いておきます。
※以下、3年前に私が書いた記事の引用です。
「2016年度から、文部科学省は学生の大都市集中と入学定員を大幅に超えている大学を問題視して、教育の質を保つ目的で『入学定員数の厳格化』(設定した入学定員数の1.1倍以上の学生を入学させた場合は国からの助成金が大学に支給されない)を進めています。これにより関東、関西の有名難関私立大学を中心に大幅な合格者数の減少が見られ、例年なら合格圏内だった受験生の多くが不合格になる厳しい結果が頻発しています。今のところは難関大学に限られた現象のように捉えられていますが、難関大学に進学するはずだった受験生が地方の中堅大学に合格することで、すでに中堅大学全体の難化が起きていると思われます。この影響は今後も強まることが予想され、大学全入時代は終わりを迎えるかもしれません。2020年以降の大学入試制度改革も合わせて、現在の高校生たちにとって今後の大学入試が厳しいものになることを前提に、より強固な学力を高1や高2といった早い段階から身に付けていく必要があります。」
まさに予想通りの結果に現状なっているなと思います。
多くの高校の進路指導でも、
模試の結果から1つ、2つと偏差値を落として、
なるべく安全圏の大学を多数受験するように指示されることが多い印象です。
その影響なのか、
受験生全体も保守的な受験をして、
背伸びをした挑戦的受験は控えめになっています。
実際、
耳にする今年の私立大学受験結果でも、
模試の結果通りなら
合格しているはずの生徒が不合格になっています。
高校内でも滑り止めが滑り止めになっていないと話題になるようです。
決して脅かすわけではありません。
しかし、
当初の予定に比べれば小さく収まった気がしますが、
2021年の大学入試から入試制度も変わります。
新高3生は特にですが、
新高1、高2生も
思っている以上に早め早めの大学受験準備が大切になることは間違いありません。